11月1日・・・。
この日が何の日なのか言える人はほとんどいないであろう。
プレイヤーイベントの告知を探しても、この日について触れたイベントは無かった。
11月1日・・・。
それは・・・。
アスフェルド学園の創立記念日である。
アスフェルド学園は2016年11月1日に開校した。
人間のみ入学を許された、このアスフェルド学園の開校により、種族間の学力に開きが生じた・・・。
机の端に置いてある筆記用具は、雑に置いてあるものの、書いているノートは机に対し平行である。
姿勢も正しい。
500歳を超える巫女ヒメアが創立した「学びの庭」。
その学徒であるエルフは安定した学力がある。
人間同様、筆記用具こそ雑に置いてあるが、ノートは机に平行で姿勢も正しい。
一見すると、人間エルフと同じに見えるが・・・。
膝下のみ足を組んでいる。長い脚がそうさせるのである。
しかし・・・。
少しズレている。
このノートのズレが学力に悪影響を及ぼしている。
ノートは曲がり、左手を添えず、背もたれを使用。
勉強が好きなのか笑顔である。
イスの上に正座。
ウルベア地下帝国こそ滅びてしまったが、その叡智は受け継がれているようだ。
実はドワーフ、プクリポは「らくがき」をしているのである。
ペン運びをみると、一目瞭然である。
みなさんも実際に、他種族とドワーフ、プクリポのしぐさ「勉強する」の違いを体験してほしい。
真剣な表情で書いているのは「らくがき」である。
回答できず落書きを始めたが、いつか真剣になってしまったのだろう。
頭の中が「花の民」と言われてしまいそうだ。
他種族と比べて、この体型は学力において大きなハンデとなっている。